「ウズベキスタンパレス」食の魅力

ひろしま食手帖2027の取材でウズベキスタンパレスへ伺ってきました。実は初めて食したウズベキスタン料理。フードプランナーとして取材の様子を少しレポートします。

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ウズベキスタンパレス

2026年1月、立町にウズベキスタンパレスがオープン。広島にウズベキスタン料理がやってきた。オープンする前から、店構えに特徴があり、異国な感じが漂っていた。ウズベキスタン料理とは、シルクロードの交差点として発展した中央アジアの食文化。羊肉や牛肉などの肉類、野菜、スパイスをふんだんに使い、素材のうま味を活かした料理が多く、日本人にとっても非常に親しみやすく食べやすい味付けが特徴。

世界遺産レギスタン広場を模した壮麗な店内。中に入ると本当に異国だった!

奥に班個室がずらり
この地図がいい感じ

2階は名誉領事館

在広島ウズベキスタン共和国名誉領事館は、ウズベキスタンと日本の友好関係を促進し、経済、文化、教育など多方面における交流の架け橋となることを目的としています。領事には、株式会社バルコムの山坂哲郎会長が任命されています。(株式会社バルコムHPより)

今回、その名誉領事館を少し見せていただきました。ウズベキスタンの衣装は色彩が鮮やかで刺繍が素晴らしい。生地もしっかりしている。ちょっと重そうでしたけど(笑)ドゥッピと呼ばれる帽子は、日常的に被られ、縁が尖った四角形の伝統的な帽子。工芸品も職人の細かな細工が素晴らしかった。

ウズベキスタンの工芸品
ここで会見が行われる?

シェフはウズベキスタン出身

ウズベキスタン出身のシェフ、ムシュタリ・ボヌさん。2022年に来日され、最初はシェフとしてではなく、普通に会社勤めだったとか。日本語もとても堪能。やわらかな雰囲気の中に、料理人としてのまっすぐな姿勢が感じられる方でした。ウズベキスタンの食文化については、ムシュタリ・ボヌさんと中脇部長に伺った。ウズベキスタン料理は、とにかく手間がかかるとのこと。

たとえば「サムサ」は生地から手づくり。ピラフのルーツと言われる「プロフ」は炒飯のような料理ではなく、大鍋(カザン)を使う炊き込みご飯。完成までに2時間ほどかかることもあるのだとか。米の量と人参の量が同量ということにビックリ!料理の背景にある時間まで含めて、ごちそうなのだと感じた。

2016年に「プロフに関わる文化・伝統」がユネスコの「無形文化遺産」に登録されました。ウズベキスタンの家庭では、翌日の金曜日がイスラム教の安息日にあたるため、その準備や前祝いとして木曜日にプロフを作ることが習慣となっているそうです。プロフを食べるために家族全員が集まり、プロフを食べながら団らんの時間を過ごすのです。日々の暮らしの中に、料理がしっかり根づいていることが伝わってきました。香りや素材にも、本場ならではの個性味付けは塩とクミンが基本で、風味豊かなひまわり油も大切な存在だそうです。

主食は「ノン」と呼ばれるパンで、チェキチと呼ばれる花形を押すのです。パンにもアートが感じられ、このチェキチが可愛い!ムシュタリ・ボヌさんに花形を押すところも見せていただきました。

野菜は日本と大きく変わらないそうですが、現地で一般的な黄色い人参は日本ではなかなか手に入らないそうです。こういう細かな違いに、本場らしさが詰まっているのだなと思いました。お茶をゆっくり楽しむ時間も素敵で、食事と一緒に熱いお茶「チョイ」をゆっくり楽しむ文化も印象的でした。

桜に似た花が咲き、花見のような文化もあるそうで、遠い国なのにどこか近く感じられました。広島にいるのにウズベキスタンを感じる食と店内でした。

左上から、ブロフ、ノン、ラグマン、サムサ、シャシリク
チェキチと麺棒
チェキチ(花形)可愛い!
シェフと
ネクターと呼ばれる果汁100%ジュースやモヒート
チョイ
ウズベキスタンのチーズケーキ
私はこれがお気に入り「ラグマン」

ウズベキスタンを少しだけ垣間見た

今回の取材で、今まで行ったことのない国「ウズベキスタン」を垣間見ることができました。実際に食してみて、日本人にもとても馴染みやすい料理だと感じました。料理はすべてハラール対応で、ラム肉なども認証のあるものを使用しているとのことで、広島在住の外国人も安心して来店できるお店です。またぜひ伺いたいと思います。

取材にご協力いただきました中脇部長、ムシュタリ・ボヌシェフ、ありがとうございました。

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