政之助商品ブランド
政之助商店は、1897年に創業した楠原壜罐詰工業株式会社が2023年4月に復活させ、国産原料と無添加にこだわり、現代の暮らしに寄り添うやさしい調味料を展開するブランドです。1999年の事業再編を機に自社商品の展開を終了し、飲料OEM事業に注力してきたが、これまでの実績を礎に「政之助商店」の屋号を復活させました。「政之助」は、創業者の名前です。政之助ブランドには、広島オイスターやカキトマ、柚子果皮酢などがあります。



広島オイスター誕生の経緯
牡蠣の燻製製造時に出る煮汁を有効活用するため事業を開始。開発ノウハウがない状況から、既存の業務用「牡蠣エキス」をBtoC向けに改良。原料は広島県産牡蠣と塩のみで、砂糖や化学調味料を使わないシンプルさを付加価値としたハイグレードな調味料として開発した。牡蠣30個分(約450g)を1本に凝縮し、和洋問わず天然のうま味調味料として使え、様々な飲食店で採用実績があるとのことです。広島オイスター1本に牡蠣30個分のエキスが入ってるとは!びっくりです。
製造工程での工夫
飲料事業で培った自動化ノウハウを活かし、センサー導入により夜間に無人で濃縮作業を実施したり、自社で設備の設計・改造を行うことでコストを抑制している。また、エキスを煮詰める温度を調整することで、よりまろやかな味を実現したとのことです。自社で設備の設計や改造ができる従業員がいるとは!広島オイスターの企画・瓶詰め・出荷は、3名の企画課の社員が担当しているとのことでした。









パッケージデザインは女性に人気!
•高級感を出すために特徴的な形状の瓶を採用。調味料では珍しい青色のラベルデザインが女性客に好評とのこと。価格帯から、こだわりを持つ顧客層がいる百貨店(アバンセ、そごう等)や土産物店を中心に展開している。販売本数は初年度2,000本から2025年度には12,000本超へと順調に増加しているが、事業としてはまだ成長段階にあるとのことで、これからがさらに楽しみです。取材にご協力いただいた楠原取締役工場長、松原企画課長、ありがとうございました。



2027年度ひろしま食の手帖の取材が進んでいます!次回も読み応えのある食の手帖になること間違いなし!乞うご期待です。

