取材〜ひろしま食の手帖2026〜
昨年も少しですがお手伝いさせていただいた「ひろしま食の手帖2025」の第二弾!「ひろしま食の手帖2026」の取材がどんどん始まっています。今回は大崎上島の特集ページを掲載することとなり、フードビジネスプロデューサー平山友美さんと、食の講師大西真由美さんこと、まみちゃん先生と一緒に取材に行ってきました。
まず最初にアクシデント!というか、わかっていなかった…船のこと…。竹原港から8:05発の船に乗ろうとしたのですが…トラックや車がいっぱいで乗れなかった…。今年の1月に家族と安芸津港から乗った時は普通に乗れたのですが…読みが甘かったです。島の方に聞いたら、普段からちょうど通勤の時間頃は乗れないことがよくあると。定期船に乗るときは、1〜2本乗れないかもという覚悟が必要でした。ただ、早めのスケジュールにはしていたので大事にはなりませんでした。恐るべし、定期船。

肉厚コリコリな椎茸〜文田しいたけ〜
まず最初は、大西港の近くにある「フルーツセンター文田」の文田しいたけを取材させていただきました。伺うと、歓迎の看板を用意してあり、感激しました。初めてお会いする文田社長はタンクトップ姿で、現在930日連続でタンクトップ姿で過ごされているそうです。1000日まで続けられるとか!パワフルな社長でした。約60名の従業員と11名の実習生で365日工場を稼働しています。独自の菌床でより美味しい椎茸を作っています。普段はなかなか見ることのできないおがくずの部屋や、培養室も見学させていただきました。






牡蠣も車海老も美味しかった〜FARM SUZUKI〜
次に訪れたのは、FARM SUZUKIさん。広島市中区上幟町にもベースと呼ばれる店舗がありますが、養殖場は大崎上島です。少し細い入り口を入るとザ・海な感じの店舗が見えます。そしてその前に湾に囲まれた養殖場が見えます。お店に入るとキッチンで何やら作っていました。車海老が乗ったパエリアです!私たちと同時に見学に来ていた団体の方々と一緒に養殖場を案内していただきました。まず、驚いたのは、ほぼ全てオートメーション化!牡蠣が入ったカゴをボタンひとつで上下に動かすことができるんです。
見学させていただいた後は、な、なんと、牡蠣と車海老の試食でした!せっかく用意していただいたので、ありがたくいただきました。牡蠣は広島でよく見る大きさより小ぶりですが、私はこちらの方が好みかも!以前住んでいた宮城の牡蠣を思い出します。レモンをキュッと絞ってツルッといただきました。車海老は茹でただけとは思えない美味しさでした。身もパンパンに詰まっていました。いくらでも食べれそうでした(笑)






漁師ランチがうまい〜星と陽〜
お店に着くと「本日予約で満席」と!大人気のお店なんですね。予約しておいて良かったです。ランチは漁師ならではのラインナップ。私は天ぷら定食、他のメンバーも刺身定食や西京焼き定食を注文しました。品数が多い!天ぷらはサクサクで、魚はふわふわでした。そして、これは何?と思った天ぷらは、なんと、鯛の白子でした。私は初めていただきました。鯛の白子は今の時期しかなく(もう終盤だそうでした)、店主が漁師だからこそ!の料理でした。鱈の白子よりクリーミーな感じがしてとても美味しかったです。お味噌汁には海苔が乗っていて、磯の香りがしました。この乗せ方真似したい。店内は古民家で落ち着く空間。常連の方もいらしていたようでした。






木桶の香り、発酵の香りに包まれて〜岡本醤油醸造場〜
今年のお正月にも見学させていただいた岡本醤油さん。この日は店舗の前でイベントが行われていました。ガンツウのお客様たちだとか?そして海外の方も訪問されていました。海外の方にも人気なのですね!私たちも岡本社長に木桶について、手作り醤油について解説していただきました。前回も思ったのですが、醸造場の渡り廊下?に流れる風が大切なのだと。海から山へ、山から海へ…。醸造場に棲みついた菌たちを守り、その菌たちが醤油を美味しくしてくれます。






野菜やフルーツのクラフトビール〜MICHISHIO BREWING〜
島の南側へ移動して、古民家の一角に可愛いお店が!MICHISHIO BREWINGさんです。実は先日テレビ番組に出演されていたのを観ていたのです。店の中に入らせていただくと、手作り感満載の工房でした。ぱっと見、冷蔵庫のような発酵機が何台も並んでいました。現在はトマト・レモン・みかんを使ったクラフトビールを販売。ラベルも可愛くて女性がこのビールを持って飲んでいてもとても素敵です!工房を見学させていただいた後、実は気になっていた隣の入口(同じ建物)について聞くと、こちらの古民家は借りることができるそうです。せっかくなので中を見せていただきました。昭和な建物!おばあちゃんの家に来た感じです。これまた外国の方が喜びそうです。






看板もないけど…オシャレなカフェ〜岩﨑農園カフェ〜
続いては岩﨑農園カフェさんへ。ナビを使って行ったけど、見つからない…。近くにいた方に尋ねて教えていただきました。なんと、看板がない(笑)でも店の前に行くと黄色いのれんがかかっていてオシャレな雰囲気の建物がありました。この日はイベントがあったとのことで、後片付け中でした。お忙しい中ありがとうございました。小上がりの席に通していただくと、嬉しい!フレッシュなジュースを出していただきました。果汁を絞っただけの本当にフレッシュなジュースです。不知火・はるか・スイートレモンのジュースです。私はスイートレモンのジュースをいただきました。レモンを絞っただけだと酸っぱそうな感じがしますが…甘さもあって爽やかで本当に美味しかった!疲れが吹っ飛びます。グラス1杯に約3個のレモンを使っているとのこと。贅沢なジュースです。岩﨑ご夫妻に話を伺うと、奥様がとってもチャーミングでパワフルな方で、こちらも自然と笑顔になりました。






ひろしま食の手帖2026、お楽しみに!
今回は大崎上島の素敵な企業様に取材をさせていただきました。他にも面白そうなお店がありそうです!大崎上島、熱いです!お忙しい中、対応していただきありがとうございました。今回は、取材風景などをご紹介しました。詳しい内容はぜひ「ひろしま食の手帖2026」で読んでみてください!手帖が出来たら、また伺わせていただきます。皆様、お楽しみにお待ちください!