生協ひろしま×ハウス食品スパイスカレッジ開催

2024年2月、広島県健康福祉センター栄養実習室に於いて、生協ひろしまとハウス食品のコラボイベント「スパイスカレッジ クッキングセミナー」が開催されました。私は、薬膳研究家として料理講師を勤めました。セミナー開催までの様子を少しだけレポートします。

目次

やっぱり対面がいい!打ち合わせ

料理講師ご依頼の際、詳細を聞きましたが、実際に対面でも打ち合わせに参加しました。

打ち合わせは、電話やメールなどだけではなく、やはり対面がいいです。実際に私を見ていただくこと、どんなコンセプトで進めるか、お客様のことなど、担当者の方と実際に対面で話をすることが依頼主の安心にもつながると思っています。これも「食でつながる」ことです。

簡単!手軽!もちろん美味しい!レシピ作成

レシピテーマは、スパイスの使った料理。セミナーにご参加の方は生協ひろしまのお客様です。

スパイスを身近に感じていただくために、難しくない!簡単!手軽!もちろん美味しい!ということを考えてレシピを作成しました。

スパイスはたくさんの種類がありますが、まず基本的なスパイスと、店舗で見かけるけど、なかなか使い方が分からない・レパートリーが少なそう、なスパイスを使うことにしました。

(私は、薬膳研究家であるとともに、スパイスコーディネーターマスターの資格も取得しております。)

これが大事!確認作業

開催日までの間に、様々なことを確認します。

料理教室にも様々な方法があります。参加人数や会場の状況にもよりますが、デモだけ見せて試食してもらう、デモをしてお客様にも調理してもらう、デモもどこまで下準備しておくか、などです。会場の下見も必要です。会場に用意していない調理器具は持参するか、あるものでできるか、どうしても必要なものは企業の担当者と検討するなど確認することは多いです。もちろん、レシピの内容も依頼主に確認して了解をもらいます。レシピが決まると何度もシミュレーションします。

目利きが必要!買い出し

今回は約25名の参加者、レシピは5品ということで、食材の必要数・必要量の計算をします。今回は調理器具の持ち込みも多かったので、企業の方にもお手伝いいただきました。

食材はもちろん、生協ひろしま様の店舗で購入しました。依頼主や講座内容によって、食材の購入先も考えて選びます。

タイトな時間で食材搬入・会場設営

当日、企業の皆様と共に食材や調理器具などの搬入を行います。ここは時間との戦いです。

スパイスカレッジは、スパイスセミナーとクッキングセミナーを行います。クッキングセミナー(調理実習)は、デモンストレーションも行うので、下準備も必要です。スタッフの方にもお手伝いいただいて準備完了。

さぁ本番!スパイスカレッジ開催

其々のあいさつの後、まずはハウス食品スパイスマスターによるスパイス講座。わかりやすく説明します。講座の後は、料理講師の出番です。まずはデモンストレーションをしながら、レシピの説明をします。

楽しく話しながら、調理をするのは経験も必要かなと思います。お客様の顔を見ながら、わかりやすく話します。デモンストレーションの後は、各班に分かれてもらって調理実習スタートです。各班を回りながら、調理を進めていきます。今回はデザートも入れて5品作りました。すべての料理にスパイスを使いました。参加者の皆様は、あまり使ったことのないスパイスに興味津々で、香りも嗅ぎながら作っていました。楽しく学んで楽しく調理して、最後は楽しく美味しく食べる。これがクッキングセミナーの良いところです。

お客様の声

調理中には、「このスパイスこんな風に使えるんですね~。」「私もこのスパイス好きです。」など、気軽に話をしました。お帰りの際にも、「楽しかった。」「今度、スパイス買って作ってみます。」などのお声もいただき、無事終了しました。

最後に

スパイスは、まだまだ使い方が良くわからない調味料の一つだと思います。私は薬膳も得意としていますが、スパイスと薬膳はとても関係が深く、同じ植物でも和名・英名が違ったりするので紛らわしいです。スパイスは辛い物だけではないので、これからは、減塩や高齢者向けの料理に活躍する調味料です。

これからもわかりやすくお伝えしていきます。

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