江戸時代から続く牡蠣の生産者「島田水産」
島田水産は1688年創業の広島かきの生産者。嚴島神社沖の波の穏やかな漁場で牡蠣の養殖を行っています。取材に伺った日は、最初雨が降っていましたが、雨が止んで青空が見えてくると水面がキラキラと輝いていました。遠くに厳島神社の鳥居も見える景観豊かな場所が漁場です。現在は約100台の筏で牡蠣を育てつつ、カキ小屋や、牡蠣の水揚げ体験や遊覧など観光事業も展開しています。漁場はこの厳島神社沖と江田島沖があるとのこと。気候や気温などに合わせて牡蠣筏を移動させているとのこと。この移動が大変で、筏を移動させるプロの業者に頼んでいるとのこと。そんなプロがいらっしゃるなんて!すごいですね。



島田水産の歴史「安芸の国かき船」
1673年草津浦小西屋五郎八が眞竹を使って「ひび建法」で、大量に1年生かき採苗法を考え出した。(ひび建法とは、江戸時代から1940年代まで主流だった牡蠣や海苔の伝統的な養殖法。浅い干潟に竹や木の枝(ひび)を差し込み、海苔の胞子や牡蠣の幼生を付着させて成長させます。その後、生産性の高い「筏式垂下養殖法」に移行していきます。)島田水産では現在も干潟養殖を行っているとのことです。
将来の発展を胸に草津浦を指導した河面仁右ェ門が、1688年かき仲間株組織を結成しカキ漁場の免許を取得し、同時に大阪でのかき船営業許可も実現したのであった。
1708年大阪大火の時、高麗橋西詰にあった高札を死守するため、高札をかき船に積み込み火災の難をまぬかれた功績により大阪表堀川筋一円のかき船営業特権を取得し大阪の営業を長年続ける事ができ、瀬戸内海沿岸九州北陸路にかき船営業を発展して、これにより広島かきは天下に名を刻んだのであります。
今日の広島かきの名声の基礎は「かき船」によって造られたと云っても過言では無い。
※島田水産HPより抜粋
引き継がれた看板から歴史が感じられます。

ブランド牡蠣「安芸の一粒」
安芸の一粒は「広島プレミアムトップかき」に認定されたシングルシード牡蠣。シングルシード方式というのは、牡蠣をホタテ殻などに付着させず、1粒ずつバラバラの状態で専用のバスケット(籠)に入れて育てる養殖法です。シングルシードで育てると、殻が丸く深くなり、身入りも良くなります。さらに安芸の一粒の中でも優秀な牡蠣を「厳蠣(げんき)」として発売されてます。食べてみたい!牡蠣の養殖方法については「ひろしま食の手帖2026」にも掲載されてます!
ご当地冷凍食品大賞金賞受賞「かきグラまん」
今回の取材の目的は「かきグラまん」です。まず、パッケージが目を引きます(笑)広島牡蠣は加熱しても縮みにくく、小ぶりで肉厚なのが特徴。その旨みを生かし、牛乳と小麦粉から丁寧に作ったホワイトソースとともに包んだ逸品です。約10年前に山陽女学院とのコラボから誕生し改良を重ね、手作りにこだわって現在の商品となったとのこと。一口頬張るとゴロっと牡蠣が入っていて旨味が濃厚!ホワイトソースがクリーミーで牡蠣とベストマッチ!これは賞を受賞するだけありますね♪ただ…電子レンジで加熱より、ちょっと面倒だけど蒸し器で蒸した方が皮がふんわりもっちりと美味しい気がします。電子レンジは早くて便利ですけど、皮が硬くなってしまったり、少し難しいですね^^;
冷凍になっているので、通販で全国どこへでも発送できます。



かき小屋で広島の牡蠣を味わう
取材をさせていただいた後、かき小屋で牡蠣料理をいただきました。今回はひろしま食の手帖編集部のメンバーと広島文教女子大学の学生と伺ったので、いろいろ注文してシェアできました!島田専務おすすめの「牡蠣の天ぷら」は本当に美味しかった。牡蠣といえばフライ!だと思っていましたが、天ぷらにすると衣はカラッと、牡蠣はジューシーで旨味をしっかり感じられます。フライより牡蠣感が強い気がしました。殻付きの牡蠣は網の上で蒸し焼きに!特大の牡蠣が見るからにプリップリッでした。









次回は早朝に!
島田専務、沖原商品開発室長、取材に快く対応していただきありがとうございました。ひろしま食の手帖平山代表と編集部のメンバー吉野さん、広島文教女子大学藤岡先生、学生の皆さん、お疲れ様でした。とても良い経験になったかと思います。次回は予約をして水揚げ体験に参加したいと思います。お土産に「かきグラまん」もおすすめです。


