豆腐マイスター有志「まめ部」が始まりました!
民間資格を取得した後、取りっぱなしではもったいない!といつも感じております。私が以前住んでいた宮城県でも豆腐マイスター有志団体「まめしぼり部」を発足し、豆腐マイスター仲間で勉強会などを開催してきました。3年前に主人の転勤により、広島市に在住。こちらでも、豆腐マイスター認定講師として5回ほど認定講座を開催しました。そろそろ仲間が増えてきたので、また活動したい!と感じ、お声がけをさせていただきました。団体名は、私が勝手につけました(笑)。以前は「まめしぼり」、今回は…シンプルに「まめ部」にしました。今後変わるかもしれませんが(笑)。
第一回目は勉強会&交流会
今回の会場は、豆腐マイスターの中村さんのお宅で開催しました。東広島市にある古民家で、お部屋も広く、かまどもあり、中村さんにも以前から、会場として使っていただいていいですよ!と言っていただいていたので、お言葉に甘えて使わせていただきました。中村さん自身も豆腐作り教室などを開催されているので、準備もバッチリで大変助かりました。
このまめ部の目的の一つは「豆腐作りの復習」です。一回習っただけでは忘れてしまいがちなものです(笑)。何度か作るとコツがつかめてくるかと思います。
その他、豆腐マイスター同士の交流会としても楽しく開催しました。
豆腐作り~2種類の大豆を使って~
今回は2種類の大豆で2班に分かれて作っていただきました。大豆の種類は「サチユタカ」と「コトユタカ」です。中村さんが用意してくれました。サチユタカの方は黄色みが強い大豆でした。にがりはチベット高原天外天にがりを使用。このにがりは純度が高く、豆腐を作る際は講座で習った時より少し少な目に使用しました。この辺りもコツになってきます。
豆腐作りに必要なものは、大豆、にがり、湯…そして調理器具はボウル、ザル、鍋、ミキサー、ヘラ、計量カップ、温度計などです。大豆は前日から浸水させておきます。
豆腐の作り方には「煮絞り法」と「生絞り法」があります。今回は生絞り法で作りました。豆乳を煮た後は、糖度計で濃度も測ります。豆乳は沸騰させると吹きこぼれやすいのが難点なので、鍋の大きさもコツがあります。
そして「にがりを打つ」作業も、シミュレーションをしてから打ちます。にがりを打った後は蓋をして熟成。今回は寄せ豆腐でいただきました。
かまど炊きご飯とお味噌汁もみんなで作る!
中村さんのお宅には、な、なんと!かまどがあるのです!!集まった仲間たちも興味津々。家庭の炊飯器では、なかなかおこげご飯は頂けませんから。お味噌汁の具材は、中村さんちのお野菜や、今回参加してくれた豆腐マイスター(家が島根の日置食品)のはるちゃんが持ってきてくれた、焼き豆腐を加えました。股間思ったのですが、皆様あまり焼き豆腐を使われていないようでしたので、あえて焼き豆腐にしてみました。焼き豆腐はすき焼きなど以外にもいろいろ使ってほしいです。焼いてあるので香ばしい風味が加わってとても美味しいです。味噌は、中村さんちの息子さん手作りの味噌!S君が「使っていいよ」とのことだったので、貴重な1年半熟成の味噌を使わせていただきました。S君、ありがとう!
さらに、みんなからの差し入れで、ピーマンの炒め物、枝豆ふりかけ、豆腐の漬物などなど、豪華な料理が並びました。
みんなで食卓を囲む
みんなでワイワイしながら食卓を整えて…手作り豆腐もいい感じに固まりました。サチユタカの方は、ちょっと寄せがあまかったですが、それでもみんなで大豆の味を味わっていました。ちょっぴり苦みも感じたので、にがりの量をもう少し減らした方がいいね!など、ここでもコツがわかってきます。
そして、改めて、豆腐屋さんはすごい!となるのでした。
最後に
今回の勉強家&交流会で感じたこと。まず一つ目は、豆腐マイスター仲間はみんな率先して行動してくれるので、本当に素晴らしいと思いました。二つ目は大豆から豆腐を作るためにはいくつかのポイントとコツがいること。三つめは、先ほども書きましたが、豆腐屋さんの技術は素晴らしいと思いました。毎年、地域の豆腐屋さんがだんだんと減っています。日本の食卓には欠かせない「豆腐」をこれからも応援していきます。
11/23㈯そらさやキッチン様にて、豆腐マイスター認定講座を開催します。豆腐・豆乳・おから・油揚げ・がんもどきの他、手づくり豆腐実習や豆腐料理レッスンがあります。ご興味のある方は、日本豆腐マイスター協会HPを検索してください。