西城土耕ねぎ「グリーンソース」
この「グリーンソース」、一見、バジルソースのようですが、土耕栽培された青ねぎ(=西城土耕ねぎ)が原料です。
レシピを考案するにあたり、まずはこの原料である「西城土耕ねぎ」について知りたいと思いました。
そこで、生産者である宮本雅幸さん(生産者でもあり、増田屋の代表でもある)を訪ねてみることにしました。
増田屋
増田屋代表、宮本雅幸さんは、庄原市役所に28年勤務後、家業を継いで農家に転身。市役所勤務時代から約10年かけて水田を土耕のねぎ畑に転換しました。仲間と集う楽しい食卓に彩りを添えたいと考え、食卓の名脇役でもあるねぎの栽培を始めたのです。家業を継ぐ前には、農家さんたちがイノシシ被害に悩み、相談を受けたことがきっかけで、狩猟免許を取得し、自らがハンターにもなっています。
そして、2024年に新ブランド「西城土耕ねぎ」を立ち上げました。
レシピ開発をするにあたり、実際に圃場や直売所へ取材に伺いました。庄原市西城町を訪れるのは、実は初めてでした。山々に囲まれた場所は、長閑で自然がいっぱいの場所でした。緑がまぶしかったです。
12棟のビニールハウスがあり、半棟ずつ年替わりで稼働させているとのことでした。育ってきているねぎは、すくすくと天に向かってシャンと伸びていました。きっと風味や食感が良いねぎに違いない!と感じました。
レシピ開発
レシピを考えるとき、まずはそのまま食べて、味を確認します。今回も、早速グリーンソースをお味見。うん、これは様々な料理に使えそう!早速、試作が始まります。このソースは、西城土耕ねぎのペーストにニンニク、調味料が合わせてあり、そのままでも、ソースとして使えます。でもソースだからと言って、ただかけるだけでは面白くない! そこで、私が考案したレシピは…グリーンカレーです!
グリーンカレーはタイカレーの代表格ともいえるカレーです。ココナッツミルク&ココナッツシュガーの優しい甘みが特徴です。このグリーンカレーを作るとき、「グリーンカレーペースト」というものを使うのですが、「西城土耕ねぎ」でも同じようにカレーができないかな?と考えたのです。
早速、キッチンで試作開始です。グリーンカレーに仕上げたいので、少しスパイスは加えたいところ……。でも本格的になりすぎても、ご家庭で作りにくいレシピになってしまいます。(←私は、スパイスコーディネーターマスターの資格も持っていて、実はスパイスにはかなり詳しいのです!)
そこで、市販のカレーパウダーを使うことにしました。ベースを作ったあと、日本のカレーと違って水ではなく、ココナッツミルクを入れてみると、まろやかでコクのあるカレーになります。
試作の段階でも「これはいける!」と。ここからはグリーンソースの分量や食材などの微調整を重ねて、西城土耕ねぎのグリーンソースを使った「グリーンカレー」が完成しました。
タイのグリーンカレーとは違って、和風なグリーンカレーになりました!
辛さはカレーパウダーの分量を調節することで、好みの辛さにすることができます。タイ料理がちょっと苦手…という方にもお子様やご年配の方にも美味しく召し上がっていただけると思います。
調理撮影
さあ、次は撮影です。
リーフレットやホームページに掲載する写真は、カメラマンと一緒に撮影します。
撮影のときは、器選びも大切です。
私の考案したレシピ「グリーンカレー」のスタイリング&撮影です。
「美味しそう!」「作ってみたい」と思っていたただけるよう、トッピングの角度まで細かく調整します。
レシピを考案するうえでモットーとしていることは、美味しいことはもちろんですが、なるべく簡単に、材料もシンプルに!ということです。料理初心者向けにはレシピ通りに作っていただければ、絶対、美味しくできるように考えます。料理経験者向けでしたら、アレンジをして楽しんでいただけるようにします。
西城土耕ねぎのグリーンソースは、そのままお肉やお魚にかけてももちろん美味しいです。
ぜひ、この商品を手に取って購入していただき、グリーンカレーも作っていただけたら幸いです。
ご購入は、こちら↓
増田屋 https://masudaya.online/products/
道の駅たかの https://takanoyama.jp/
最後に、このレシピ開発や撮影等をご一緒させていただいた皆様に感謝申し上げます。 ありがとうございました。