広島国際大学呉キャンパス
先日、広島国際大学呉キャンパスに行ってきました。広島国際大学には「呉キャンパス」と「東広島キャンパス」があります。初めて伺ったキャンパスは、とても綺麗で食堂も二つあり、立派なキャンパスでした。
レシピ提案~学生に食べてもらいたい~
今回のお話は、漢方医でもあり、広島国際大学薬学部特任教授でもある中島正光先生からお声をかけていただきました。薬膳はまだまだよく知られていない食事ですが、漢方や中医学の考え方を基にした食養生です。学生の皆様にもぜひ興味を持っていただきたかったので、喜んでお引き受けしました。
オンラインで打ち合わせ
最初はオンラインで打ち合わせをさせていただきました。毎年、こちらでは国家試験を受験する学生向けにメニューを考えられているとのことでした。まず、薬膳とはどんなものなのか、学食でも提供することができるのか、テーマ・予算についてもお話を伺いました。この打ち合わせから何回かやり取りをして、6週間提供とのことでしたので、6種類の薬膳メニューを提案させていただきました。
6種類の薬膳メニュー
受験生にはどんな薬膳が必要かを考え、6つのテーマを考えました。気力アップ、集中力アップ、温活、風邪予防、疲労回復、カラダスッキリです。薬膳は生薬が入っていておいしくない!と思われがちですが、生薬を使わなくても食材の効能を考えて組み合わせ、調理すれば薬膳は作れます。テーマが決まったら、食材選びと献立作りです。品数を多くすることは難しかったので、学生が喜んでくれそうなメニューを薬膳で作りました。
五色そぼろ丼を試食
このフェアが始まってから、少し経った後、「薬膳メニューが好評ですよ」と教えていただいたので、私も伺ってきました。学食に伺い、運営をされている常翔ウェルフェアの方々からお話を伺いながら薬膳メニューをいただきました。見た目よりもボリュームがあり、味もとても美味しかったです。
学生への想い
薬膳は若い方たちにはなかなか興味を持っていただけないものかもしれません。ですが、若いうちから食のこと、自身の身体のことを考えていただけたら、ちょっとした体の不調にも対処できるようになると思います。薬膳とは体質や体調・季節などに合わせた食養生です。まずは薬膳とはどんなものかを少しでも知っていただけたら幸いです。これからもわかりやすく伝えていきます。
薬膳は簡単に言うと漢方や中医学における栄養学です。一人一人に合わせたオーダーメイドな食事ともいえるでしょう。薬を使わなくても、スーパーで手に入る食材で美味しい薬膳も作れます!