広国市民大学公開講座「広島国際大学薬用植物園見学」

漢方塾で広島国際大学金子教授とご縁をいただきました。早速、市民公開講座で広島国際大学薬用植物園の見学に行ってきました。薬膳研究家として少しレポートします。

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漢方薬、そして生薬

最近では、テレビや新聞でも「漢方薬」がよく取り上げられます。私は薬膳を伝えるためにも「漢方薬」についても学んでいかなくてはなりません。漢方を学ぶ、漢方薬を学ぶ、さらに生薬を知ることもとても大切です。書籍で見たことがあっても、実際の植物を見て学ぶ機会はなかなかありません。漢方は日本の伝統医学です。今回は室内で生薬を学び、実際に植物園でも学びました。

実習室に並べられた生薬たち

実習室に入ると生薬がずらり!早速見せていただきました。植物の根っこなのか種なのかなど質問が続きます。たくさん見せていただきましたが、一部をご紹介します。

ゲンノショウコ
当帰
厚朴
薏苡仁
知母
十薬
麻黄
センブリ
山梔子
黄芩
竜胆
茴香

薬研で想いを馳せる

実際に薬研を見せていただきました。昔はこれで生薬を潰したりしていました。徳川家康公も使っていたのでしょか?想いを馳せながら記念撮影(笑)

漢方薬を試飲

この日は雨降りで湿気が多かったので、金子教授おすすめの漢方薬を煎じて、試飲させていただきました。苓桂朮甘湯(リョウケイジュツカントウ)です。この漢方薬の組成は茯苓・桂皮・白朮・甘草です。漢方薬は生薬の文字からとっているものが多いですね。甘みがあって飲みやすい漢方薬です。

屋外の薬用植物園へ

雨の中でしたが、植物園を案内していただきました。雨の中でも植物の緑に癒されました。聞いたことのある植物に興味津々でした。紫根という生薬があるのですが、植物名はムラサキ。花は紫ではなく白、根のみ紫とのこと。面白いですね。こちらも一部をご紹介します。

次回は「作って学ぶ」

次回は…9月27日(土)広国市民大学公開講座「作って学ぶ漢方薬 ~かぜに用いる処方~」の開催を予定!とのことです。詳しくは広島国際大学HPをご覧ください。

ありがとうございました。ご縁に感謝

金子教授、広島国際大学の職員の皆様、ありがとうございました。

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