広島国際大学市民公開講座「作って学ぶ漢方薬」〜かぜに用いる処方〜

漢方塾でもお世話になっている広島国際大学金子教授の市民公開講座に参加してきました。今回で2回目の参加。今回は漢方薬を作ってみる!という学びでした。その様子をレポートします。

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風邪に用いる漢方薬

今回のテーマは「作って学ぶ漢方薬」実際にそれぞれの生薬について学びながら、漢方薬を煎じました。すでに広島国際大学の先生方がほぼご準備してくださっていたので、混ぜたり煎じたりするだけでしたが、さらに知識を深めることができました。風邪の漢方薬についてもレクチャーしていただきました。

葛根湯、柴胡桂枝湯、香蘇散

今回は班ごとに分かれて、漢方薬をそのまま煎じたものとお茶パックに入れて煎じたものに分けて作りました。そのまま煎じたものは色も濁っていて良くも悪くも「濃い」感じでした。お茶パックを使うと、まずゴミに捨てる時とても楽です。そして割と澄んだ煎じ汁になっていました。先生曰く、煎じ方によっての効能の違いについてはあまりないのでは?とのことでした。煎じる時間でも変わってくるので比較は難しいのかなと思います。まずは続けられる飲み方がいいのではと思いました。

まずは、葛根湯。この漢方薬は有名ですよね。ゾクゾクっとした風邪の引き始めに用いる漢方薬です。それだけではなく、肩こりなどにもおすすめです。注意といては、そこそこ体力がある方に向いています。

次に、柴胡桂枝湯。こちらは、風邪をひいてから数日〜一週間経っている頃に用いる漢方薬。熱が上がったり下がったり、悪心・嘔吐・食欲不振の時におすすめです。

最後は、香蘇散。こちらは煎じずに、粉状になったものをちょっと舐めてみました。こちらは、まさに!◯田胃◯。胃腸が弱い方におすすめの風邪の漢方薬です。私は消化器系の疾患を持っているので、私はこれだな!と思うました。ちょっと舐めただけなのにすっきりします。

学びは続くよ、どこまでも

薬膳をお伝えしている者として、漢方も学んでいます。漢方も本当に奥が深い…。沼です。笑

これからも学び続けて、様々な情報をわかりやすくお伝えしていきたいと思います。

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