フランス旅行記〜中編〜

フランス旅行記中編です。長くなってしまったので3回に分けました…お付き合いください(笑)。2回目はパリ周辺の観光です。

目次

ノルマンディー地方の港町、オンフルール

パリから約200km離れたところで、セーヌ川の河口に位置する歴史的な港町で、こちらもフランスの最も美しい村の一つ。起源は中世に遡り、16世紀から17世紀にかけて海運業で繁栄したとのこと。街の中心にはヴュー・バッサンと呼ばれる旧港があり、カラフルな木骨作りの家々が並び、石畳の通りや狭い迷路のような路地が続きます。この日はどんよりした日でしたが、それでも可愛い街に訪れてウキウキでした。

オンフルールは港町というだけではなく、芸術家にも愛された街。クロード・モネやポール・セザンヌなどのが形に影響を与えた印象派の先駆者であるウジェーヌ・ブータンはこの地で生まれたとのこと。そして「ジムノベティ」や「ジュ・トゥ・ヴ」などの曲で有名なエリック・サティの生家もあるんです!(ってガイドさんに解説してもらったんですけどね。)

オンフルールでは、教会、サティの生家やチョコレート屋さん、などを巡ってきました。ランチは乗馬コースが隣にある面白いレストラン。パテが美味しかった!

旧港ヴュー・バッサン
石畳の街
聖カトリーヌ教会
街並みが可愛い
Les Maisons Satie
サティの家
チョコレート屋さん①
チョコレート屋さん②
こちらを購入、おいしかった!
教会の中へ
フランス最古の木造教会
港町の入り口にあるメリーゴーランド
ランチはこちらで
パテが美味しい!
ポテトもボリューミー

世界遺産モン・サン・ミッシェル

モン・サン・ミッシェルとは「モン」は山、「サン・ミッシェル」は聖ミカエルを意味します。合わせて「聖ミカエルの山」ということになるのです。カトリックの巡礼地として知られ、ユネスコの世界遺産にも登録されています。

モン・サン・ミッシェルの歴史を少し。708年、先住民のケルト人の聖地として知られていたこの島に礼拝堂が建立。966年、ベネディクト派の修道院が造営。14世紀、英仏百年戦争が始まると難攻不落の城塞として機能。16世紀、再び修道院として復興。18世紀フランス革命後、反体制派を収容する監獄として利用。19世紀にようやく信仰の地として再興。修道院だけではなかったのです。

オンフルールから約196kmバス移動。モン・サン・ミッシェルが遠くに見えてくると、なんとも言えない気持ちになりました。荘厳というのかな。まさに海に浮かぶ島です。実はモン・サン・ミッシェルと宮島は2009年に姉妹都市締結をしたのです。どちらも干潮時に陸と繋がり(宮島は鳥居と)、満潮時には海に囲まれます。

モン・サン・ミッシェルと対岸とは無料のシャトルバスが運行しています。前後に運転席があって方向転換はせずに折り返すのです。モン・サン・ミッシェルに着くと、島内を散策しました。モン・サン・ミッシェルのグルメといえば、老舗レストラン「ラ・メール・プラール」のオムレツです。新鮮な卵を長時間泡立てることでフワフワな食感に仕上げられたオムレツ。宿屋のプラール婦人が旅で疲れた巡礼者を癒すため、貴重な卵を少しでもかさ増しするために泡立てたそうです。バターで焼いて味付けは塩というシンプルなオムレツです。こちらのお店でいただく時間はなかったので残念でしたが、可愛いフライパンの看板の写真を撮ってきました。ちょっと違うかもですが、ホテルの夕食でスフレオムレツが出ました(笑)。修道院の中は広くて、徐々に建物を増築し感じで迷路のようでした。修道院の居住部分「ラ・メルヴェイユ(フランス語で驚異)」はとても美しい場所でした。

バスの車窓から
干潮時
両親も頑張って歩きました
王の門
ラ・メール・プラール
ラ・メール・プラールのサブレ
看板が可愛い
城塞
修道院附属教会
教会内
ラ・メルヴェイユ
騎士の間
大車輪:荷車を運搬するための昇降機。囚人が人力で動かしていたそう。
サン・ミッシェル(聖ミカエル)
モン・サン・ミッシェル建立の歴史①
モン・サン・ミッシェル建立の歴史②
モン・サン・ミッシェル建立の歴史③
モン・サン・ミッシェル建立の歴史④
城塞
暑くてアイスを食べた
バス待ち行列が凄くて帰りは頑張って歩いた
ホテルで食べたスフレオムレツ
ラム肉料理、ちょっとしょっぱかった
りんごデザート
普通に羊が歩いてる
レストランからモン・サン・ミッシャルが見えた
朝焼け

行きたかった!ヴェルサイユ宮殿

日本の城好きな私。海外のお城や宮殿も好きです。ヴェルサイユ宮殿は一度は行ってみたかった。モン・サン・ミッシェルから約348km。途中のサービスエリアも素敵だった。ランチはなんと、中華(笑)。でもお米が食べたかったので、馴染みのある味でホッとしました。ご飯(米)は日本の方が美味しいかな^^; この日も暑くて日傘をさしながらヴェルサイユ宮殿へ。ゴールドの門が青い空とマッチして美しかった。ヴェルサイユ宮殿は、1682年ルイ14世によって建てられました。「朕は国家なり」という言葉を残したルイ14世は太陽王として知られ、宮殿の門にはルイ14世の象徴である太陽神アポロンをモチーフにした装飾が施されていました。絶対主義の君主で、ヴェルサイユ宮殿は権威の象徴だったのですね〜^^; そしてヴェルサイユ宮殿はフランスのバロック文化を代表する建造物です。広大な庭園もバロック様式を体現しているとのこと。豪華絢爛で彫刻や絵画が素晴らしかったです。

A13高速道路
サービスエリアがオシャレ
ランチは中華のお店。でもタイの方が店主でした笑
青菜のスープ
酢豚
イカの炒め物
正門、太陽神アポロンがモチーフ
彫刻も素晴らしい
庭園の噴水
上から見た庭園
広大!!
木もアートに!
あちこちに彫刻が!
宮殿内へ
誰でしょうか?笑
王の寝室
王室礼拝堂の天井画
ルイ14世
美しい絵画がいっぱい
鏡の間
煌びやか
マリーアントワネットの寝室
マリーアントワネットの寝室に隠し扉
「マリー・アントワネットと子供たち」
そこかしこに絵画がある
「ナポレオン一世の戴冠式」のレプリカ(一人の女性がピンクのドレス)
青空に映える
暑いのにテラス
ポップな店内
エスカルゴ
魚と野菜たっぷり、あっさり味
フルーツとアイス
モンパルナスタワー

パリ観光!

フランス7日目、残るはパリ!まずはエッフェル塔へ。エッフェル塔は思っていた色と違いました。もっとシルバーなイメージでしたが、ブラウンでした笑。昨年パリでオリンピックが開催されたため、パリ市長が2028年まで残す!と宣言したそうですが、反対意見もあり波紋を広げているそうです。記念撮影しちゃいましたけどね。次にシテ島へ。シテ島はパリの中心部を流れるセーヌ川の中洲です。バスで移動中も車窓からパリの街を眺めました。バスから降りて歩いてノートルダム大聖堂へ。ノートルダム大聖堂の前にある「ポワンゼロ(Point Zero)」を踏むと、再びパリに戻って来れるとか!ポワンゼロは、パリからの距離を測る際の基準となる地点なんです。もっちろん、踏んできましたよ。自由時間が少なかったので、大聖堂は中を素通り笑。そしてトイレに寄って笑、お土産屋さんへGO!もう終盤なのでユーロも使いたい!今までもフランスのスーパー「MONOPRIX」で買い物したり、ちょこちょこ買いしてました。続いて、シャンゼリゼ通りは車窓から。あの曲が頭の中を流れます。凱旋門も車窓からの予定でしたが、時間がありそう!ということで急遽バスから降りて撮影できました。

昼食はセーヌ川のランチクルーズで。これはとても良かった!道路から見る景色と船内からの景色は全然違いました。美術館や自由の女神、エッフェル塔などを眺めながらランチコースを楽しみました。ここの食事が一番美味しかったかも!私はノンアルドリンクを飲みましたが、ワインも飲み放題。みなさんご機嫌でした笑。ランチクルーズの後は、オプショナルツアーで「モンマルトルの丘」を観光しました。モンマルトルの丘は、パリで最も高い場所にある丘で、その地域だけちょっと雰囲気が違います。サクレ・クール寺院は美しかった!そこからパリの街を一望できます。モンマルトルはもともとパリから独立した村で、長い間ワインを作っていたそうです。その後、芸術家たちが集まるようになり、現在の姿になったそうです。モンマルトルにはゴッホが住んでいたアパートもあるんです。2年ほどでしたが兄のテオと一緒に住んでいたそうです。う〜〜ん、坂が多い笑。とても暑かったのでちょっとヘロヘロになりながら巡ってきました。

エッフェル塔
自由の炎(ダイアナ妃慰霊モニュメント)
シャンゼリゼ通り
凱旋門
パリ市庁舎
アルコル橋近くのロクシタン
セーヌ川、ちょっと疲れてる顔してます(笑)
ノートルダム大聖堂
ノートルダム大聖堂内
ポワンゼロ(Point Zero)またパリに来れるかな?
ルーブル美術館(車窓から)
カバンの形のビル「ルイ・ヴィトン」
シャイヨー国立劇場
コンコルド広場(車窓から)
チュイルリー公園
クルーズ船内
もうセッティングされてた!
このパンが美味しかった!
チーズ風味のスティック、これはいくらでも食べられそう!
食前酒で乾杯
カツオとトマトなどをドレッシングで和えたサラダ?これは真似したい!
空になると次のボトルがくる(笑)私は飲まなかったけど我が母は飲んでました(笑)
鴨のロースト!切り方が違う!
ベリーのスイーツ
橋の装飾も素晴らしい
自由の女神とエッフェル塔
エッフェル塔はどこから眺めても素敵

パシ市内は見どころたくさん!ツアーのため車窓からの観光も多かったのですが、この日程でこれだけ盛りだくさんなので。それでも雰囲気を味わえて良かったです。さぁ、次でこの旅行記は最後です(笑)。続く…

目次